小学生向けのプログラミング教育では、ビジュアルプログラミングがよく使われています。
そんな話を聞いたことがあるかと思いますが、この「ビジュアルプログラミング」とは何のことでしょうか?
一般的に言われているプログラミングとの違いは何でしょうか?
この記事では、「ビジュアルプログラミング」について分かりやすくご紹介します。

みねこ
うちの小学生の子供もプログラミング教室へ通っています。
小学生ママでSE経験者が、ママ目線でわかりやすくご紹介します!
ビジュアルプログラミングとは?
ビジュアルプログラミングとは、ブロックやアイコンを組み合わせることでプログラムを作る方法です。
一般的なプログラミングのような、文字のコードを書くのではなく、まるでパズルやレゴのように、視覚的に操作できるのが特徴です。
例えば、「キャラクターを10歩動かす」という命令を出したい時に、「10歩進む」というアイコンブロックを並べるだけで簡単に作れます。

みねこ
アイコンやイラストで視覚的にわかるので、文字を並べるだけよりもわかりやすく、小学生のプログラミング教育にぴったりなのです。
ビジュアルプログラミングのメリット
直感的に操作できる
難しい用語の学習が不要。子供でもすぐに始めることができます。
視覚的に分かりやすい
視覚的に構造や流れが理解できるので、子供が操作しやすくなっています。
エラーが少ない
ブロックを組み合わせるためエラーが起こりにくく、スムーズに学習を進められます。

みねこ
プログラミングで心が折れる原因の一つがエラーです。(私の経験談)笑。いきなり難しい文字でのプログラミングをするよりも、理解を深めるために便利です。
ビジュアルプログラミングのデメリット
複雑なプログラムには不向き
ブロックが多すぎると、プログラム全体が見えにくくなります。
複雑な処理には向いていません。

みねこ
ビジュアルプログラミングはこどもやプログラミング初心者の導入には向いていますが、本格的な開発には向いていません。学習ツールとしては最適です。
ビジュアルプログラミングで何ができるの?
ビジュアルプログラミングは、子どもたちの創造性を引き出してくれます。
操作もわかりやすく、子供が自分でもっとやりたいと思えるでしょう。
これらから、遊びを通して様々なものを生み出すことができます。
ゲーム制作
オリジナルのゲームを作ることができます。
自分でキャラクターを動かしたり、ルールを作ったりする制作は楽しいですよ。
アニメーション制作
複数のキャラクターを登場させて、アニメーションの作成ができます。
ロボット制御
ロボットに命令を与えて動かすことで、現実世界で自分のプログラムが動く楽しさを体験できます。
センサーを活用した作品制作
光センサーや音センサーなどを使って、音に反応する楽器や、明るさを感知して動くロボットなどを作ることができます。
代表的なビジュアルプログラミングツール
Scratch(スクラッチ)
対象年齢:8~16歳
アメリカ・マサチューセッツ工科大学のメディアラボが無償で公開しており、世界中で最も普及しているビジュアルプログラミングツールです。
マウスでブロックを組み合わせるだけで、ゲームやアニメーションを直感的に作れます。
日本語にも対応しています。
ScratchJr(スクラッチジュニア)
対象年齢:5~7歳
Scratchをより小さな子ども向けに簡略化したツールです。
文字が読めない未就学児でも、アイコンを組み合わせるだけでプログラミングを楽しめます。
Viscuit(ビスケット)
対象年齢:4歳~
「メガネ」という独自の仕組みを使い、描いた絵を動かすことができるツールです。
文字を使わないので、小さなお子さんでも直感的に楽しめます。
プログラミングゼミ
対象年齢:小学校低学年~
株式会社DeNAが開発したプログラミング学習アプリです。
ブロックをつないでキャラクターを動かし、パズルを解くように楽しくプログラミングの基礎を学べます。
まとめ
ビジュアルプログラミングは、子どもたちがプログラミングの第一歩を踏み出すのに最適なツールです。
「考えることって楽しい!」という成功体験を積むことができます。
もしお子さんがプログラミングに興味を持ったら、まずはビジュアルプログラミングから始めてみることをおすすめします。